便利グッズはたくさんある時代になったけど

「いいわねえ、今は紙おむつもあって」
「いいわねえ、今は買い物いかなくても宅配で済んで」
「いいわねえ、今はベビーカーが随分立派になって」
「いいわねえ、落としてもこぼれない赤ちゃんコップ、便利ねえ」
「いいわねえ、落としても割れない食器、ほんっとたすかるでしょ」
「いいわねえ、便利な子育てグッズ満載の今のお母さんって」


この6年強の子育て期間の間に、何人の先輩お母様に
これらの言葉、あるいはこれらに似たような言葉言われたかなあ。


そして
「便利になったからせっせと子供保育園に放り投げて仕事いっちゃうのよ」
なーんて言葉も浴びせられたことがあるし、
この言葉以上のお怒り?を投げかけられた知人はその後大喧嘩になったとも・・・(笑)


そうそう。
時代が違うと文化もツールもどんどん変化するよね〜。
これは子供の学校でもおなじことがあてはまりますが。まあ、これは別件できっちり話しないとなあ・・・
いじめの問題にも直結するから。


・・・確かに。
布おむつの時代の方には頭さがります。
自身の母には脱帽です。
寒い寒い仙台でよくがんばっていたなあ、と思うもの。
干した瞬間に凍ったこともあったらしい。


・・・私も3番目の子供になってようやく初心に帰るじゃないけど
布おむつに回帰しみあした。
でも昨年末ロタウイルス感染で一日15回も下痢されて
あっけなく紙おむつへ再び。

やはり昔の人に尊敬の念を覚えます。


ただですねえ・・・

すべてのグッズを私はもってませんし。
ベビーカーだって昭和時代のつかってます。

おんぶ紐も自分の母親が私をおんぶしていたネンキノ入ったもの。
割れない食器は100円ショップで買ったものひとつだけ。
こぼさないコップは使用していませんし。
便利グッズ満載の中で生きていません。


一を見て十を語るのはちょっとなあ。

想像力、tってやつ。
やはりめぐらせてほしいんですよ。

どんなに便利グッズを使っていても、
アイデンティティをぐちゃぐちゃにされた母親の心は
それはそれはとんでもない事態になっているのですから。


便利だろうがべんりじゃなかろうが・・・・・・・・
思考や苦労を分かち合える知人がいないときっついよ。
子育て中は・・・


子育て中はさあ・・・
何しろ共にこの大変な苦労をわかちあえないと、精神がもたないもの。

・・・子供を産んだ女性が、
自分の将来もきっちりと考えることができるような
子供と共に前向きに楽しく生きられるような、
そんな道筋を一緒に考えていけるような素敵な仲間・・・
ができないと、
ほんと、出生率はあがるはずがありません。


保育園増やすだけ、
認定子供園増やすだけじゃだめなんです。

そして地域のひとも、
子供づれ見かけたら冷たい顔しないでほしいなあ。
何しろさ、
最近の社会はほんっと、冷たいもの(笑)

ありがたいことに私の周辺は結構みんなあったかいのよね。
幸運です。ほんとうにね。