おとなこそが節度をもって原点に


先日ある新聞をよんでいました。

被災地の方からの写真付きのメッセージ。

実に様々な表情がありました。
若い世代の肩ほど、やはり前向きな思考が強い気もします。

・・・皆さん大変な中、御自身の今一番欲していることや、
被災地域以外の皆さんへ伝えたいことが掲載されていました。

その中にとても印象的なメッセージが・・・

高校生の男の子さん。
彼は家族が無事だったものの、おうちはみんな流され、
親類の方々も亡くされたとか・・・

でも、自分は身体がこんなに元気でいるのは
本当に多くの助けがあったからだというのです。

あたたかい炊き出しにも日々御世話になっているから、
自分よりももっと身体の不自由なお年寄りのボランティアをしたいと
いう、
力のこもったコメントでした。


少々無理をしているのかもしれない、とも分析。これには脱帽でした。

自分の食事だって3度3度満足であるわけではないのに、こう言える彼はすごい!!

そして・・・
私も日々気になっている、
「被災地以外の土地で買い占めが起きている」現状についても彼は言及していました。

この事態はなんだかおかしいと。
少しでよいから想像をめぐらして、僕たちの状況、考えてほしいって訴えていました。

・・・大人が子供に諭されている、そんな感じではないでしょうか。
買占めは醜い。
私は正直にいいますが、してません。
だって申し訳ないくらい普通に生活できてますし、
買占めなければいけないほど、この土地は自身の影響を
受けていないのですから・・・

その前に、
被災地へ思いを馳せて「送ること」
が先でしょうに・・・


親類が多数いるからなおさらそれを感じるのかもしれませんが・・・


いい大人が買占め。情けないです。
子供をもつ親がそれをする・・・溜息です。


・・・節度をもち、被災地の方への想像力を巡らせることに
少しでも努めてほしい、と大学生になるお子さんをお持ちの
お母様もコメントしていました。


私の母の働く大手の御店でも買い占めで客同士がけんかになっていて「醜いことこの上ない」と怒りを示してくれました。


本当に・・・
大人がもう一度原点に返るべきなのかもしれないよ、
と感じる今日この頃です。